昭和ノスタルジーに浸る! ぽちゃ旅ニッポン@小豆島「二十四の瞳映画村」編

昭和ノスタルジーに浸る! ぽちゃ旅ニッポン@小豆島「二十四の瞳映画村」編


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どこに行っても「絵になるなぁ」としみじみする小豆島。
色鮮やかな島の風景は、長年映画やドラマ、CMのロケ地として愛されてきました。小豆島がロケ地として知られるようになったのは、瀬戸内の島を舞台とする小説『二十四の瞳』の映画化がきっかけ。1954年に公開されるとまたたく間に全国的ヒット作となり、小豆島に暮らす方々にとっても思い入れの深い映画なのだそう。そんな「二十四の瞳」のオープンセットを活かしたスポットが「二十四の瞳映画村」。 映画に詳しくなくても大丈夫! 昭和の情景を再現した、どこか懐かしい街並みへトリップしましょう♪ 


まずは、小説『二十四の瞳』の著者、壺井 栄(つぼい さかえ)さんについてちょっとお勉強! 壺井栄文学館には『二十四の瞳』の生原稿や初版本が展示されています。

今では反戦映画としても知られている『二十四の瞳』ですが、その根本にあるのは「人を思いやる心」。最初の上映から今年で65周年を迎えますが、今見ても、涙がにじむシーンが必ずあるはず。あらすじはこちら

映画村には、常時「二十四の瞳(1954年公開)」を上映している「ギャラリー松竹座映画館」が。早速行ってみましょう♪  醤油蔵をイメージした建物の中に入ると、ラファモのテンション急上昇! タイル張りのエントランスや、陽の光をやわらかく溶かし込むステンドグラスがレトロな待合室がお出迎えです。外観とのギャップがまた素敵です。

昭和30年代の映画館を再現した切符売り場では、高畑淳子さんがバーチャル売り子として活躍中でした。クラシカルな劇場では、時間の許す限り『二十四の瞳』の映像にひたれます。

松竹座ギャラリーの2階には、「Book Café 書肆海風堂(しょしうみかぜどう)」が。書肆は本屋さんのこと。漢字が難しい~!! けど、レトロでステキな店名ですよね。書肆海風堂には、『二十四の瞳』関連の書籍や映像作品だけでなく、小豆島の観光や瀬戸内での暮らしにまつわる本もたくさん並んでいます。カフェでドリンクを味わいながら、のんびり過ごすのも気持ちよさそう! 劇団☆新感線の戯曲本やDVDもおかれていて、ファン必見!
 
ラファモもカウンター席で一息。コーヒーなどドリンクのテイクアウトもできるので、映画村の散策のおともにしても。
一休みして向かったのが『二十四の瞳』のメイン舞台となった瓦屋根の木造校舎「苗羽小学校田浦分校(のうまたのうらぶんこう)」。二十四の瞳はこれまで10回も映像化されていて、校舎内には1987年の映画撮影で使われた小道具や、当時の写真が展示されています。



映画のヒロイン、大石先生が乗っていた自転車と一緒に撮影して、早速入りましょう。あっという間に分校にとけこむラファモ。童心に帰るって、こんな感じかも。

教室での撮影、それはそれは盛り上がりました。
載せきれないくらいの撮れ高だったので、インスタ編もチェックしてください♪ もうひとつ、校舎の中に置かれている「思い出ノート」に残した3人のメッセージ、ぜひ見つけてみてね♪
(ヒントは2019GW明け!)


分校が建つ高台から見渡す海景色は、この旅の中でも忘れられない1シーン。穏やかに光る海と、海に浮かぶ緑の島々。このままずーっと座っていたいな。




……とは思っても、おなかは空くもの。


小豆島、美味しいものしかないから仕方ない……。というわけで立ち上がり「Caféシネマ倶楽部」へ。一番人気の「給食セット」をいただきます。給食といえば揚げパン! 「なつかしい~」とラファモも久々の味に大満足♪  アルマイトの食器もたまりません。

映画村でのランチ、詳しくはグルメ編で♪


そして、映画村に新たに誕生したインスタスポットが、給食セットをいただいた建物の壁一面に描かれた壁画「恋のダンスパーティー」。映画のワンシーンのような写真を撮ってみたい……ということで、今回、イケメンから花束を渡されるヒロイン役はうぃ♪  うらやましい~! と、ももとおさむで祝福です。

瀬戸内国際芸術祭2019で小豆島をめぐる方には、映画村の中に設置されている「漁師の夢」という作品も要チェック。
『二十四の瞳』のロケで使われた民家「漁師の家」の中にあります。3人がたたずむ食卓の近く……ぜひ探してみてください!
2019年夏には「フィギュアギャラリー海洋堂」がオープン予定の二十四の瞳映画村。昔なつかしい街並みを残しながらも、訪れた人が楽しめるコンテンツを次々と形にしているので、いつ来ても新鮮! 季節を感じるお花畑など、フォトスポットも満載です。夏はヒマワリが咲き誇るそうで、それも楽しみ!

最後は、3人仲良く「極上醤油ソフト」で締めくくり! 暑い日は、ももが選んだ「醤油ソフトフロート」もおすすめです♬ 見て体験して食べて、盛りだくさんのひとときでした。

二十四の瞳映画村
住所:香川県小豆郡小豆島町田浦931
TEL0879-82-2455
営業時間:9001700
定休日:なし


撮影/中島福美

取材・文/岡島梓
取材協力/La vie pianissimo 



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