【ラファモ・えんどぅーとして 歩んできた道、これからの道】5000文字ロングインタビュー後編「ラファモになって自分に自信がついた♡」

いつでも笑顔でまわりをハッピーな気持ちにしてくれるラファモいちのムードメーカー、えんどぅーが妊娠を機にラ・ファーファを卒業。
幸せでいっぱいのえんどぅーの今、そして未来への思いを最後にたっぷりと語ってもらったので、後編も楽しく読んでください!

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ラファモはみんな仲良し“ももどぅー”の絆も深い
 ラファモは基本的にみんなすごく仲がいい。いつメンはももちゃん、おさむちゃん、ういちゃん、さっちゃん、ルビーちゃん(元ラファモ)、そこに私を入れた6人。このメンバーでディズニーに出掛けたり、新島に行ったり、誕生日会をしたり……それからキャンプもした。その中でも最初に仲良くなったのはももちゃんで、初めて会った時に私から話しかけにいったし、Twitterでコメントもした(笑)。私たちが打ち解けるまでにそんなに時間はかからなくて、気が付いた時にはファンの子たちから“ももどぅー”って名前をつけてもらってた。2人でいろいろな企画をやらせてもらったけど私の印象に強く残っているのは、ももどぅーの着回し企画。自分たちのコンビが誌面で取り上げてもらえるまでまわりに浸透していることが信じられなかったし、これはものすごいことなんだと感じてた。ももちゃんと私は着る服のテイストが違って、私がカジュアルならももちゃんはコンサバ系。だから一緒に撮影していると自分にはないポーズや表情をももちゃんから学ぶことができた。ただ楽しいだけじゃなくて、ももちゃんとならお互いに高め合える……そんな感じだった。グルメ企画を一緒にやった時は2時間で約10人前の焼肉を食べたこともあったなぁ(笑)。それもまたすごくいい思い出になった。
 プライベートでは韓国に2人で行った。私にとっては初めての海外旅行で韓国に行ったから、浮かれて韓国グルメを食べ過ぎちゃって。ホテルで寝ている時に苦しそうにしていた私にももちゃんが優しく声を掛けてくれたり、お水を飲ませてくれたりしたんだ。そして、帰りの飛行機で小さな手紙をくれて「体調は大丈夫? えんどぅーと一緒に韓国に来られてよかったよ♪」と書いてあってうれしかった。ももちゃんってこういうところが最高にかわいいんだよね(笑)。おっとりしているように見えて実は意外としっかりしているから、韓国では私のリクエストを聞いてエスコートもしてくれた。私の初海外がももちゃんと一緒でよかった!
 それからももちゃんはSNSでの写真の撮り方やアップの仕方がすごく上手だから、そこでも刺激をもらったりもしていた。ももちゃんとの関係は友達やモデル仲間っていう言葉では片づけられない。友達だけど家族みたいな存在で、時にはライバル……それぐらい私にとって大きな存在。
 最初に知り合ってから約7年、仲がすごくいい時も連絡をほとんどとらなかった時も、どんな時もももちゃんは私にとって特別で、この関係はこの先も続いていくんだろうなぁと信じられた。私たちの仲が深まれば深まる程、ファンの子たちからの「ももどぅーが好きです!」ってメッセージも増えていった。ももちゃんと仲良くなったことだけでもうれしかったのに“ももどぅー”ができて、こんなにも応援してくれる子たちもいて、私って本当に幸せ者だなぁと思った。
 ラファモ時代を改めて振り返ってみると全部が全部楽しくて、プラスなことばかり。ひとつも嫌なことがなかったってことはそれだけファンの子たちや編集&スタッフの方たちが温かかったからなんだろうね。ラ・ファーファは私にとって幸せがいっぱい詰まった場所だった

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 ここからは卒業の話をしようかな。ラ・ファーファを卒業しようと私が決めたのは、妊娠が発覚した去年の8月ぐらいのこと。ももちゃんみたいに休業の道も選ぶこともできると思ったけど、私は地方に住んでいるからいざっていう時に自分が守るべき人のそばにすぐ駆け付けられないっていうのはどうなんだろう……って何度も何度も考えた。あとは自分が誌面にあまり出させてもらえてない時に卒業するよりも、ある程度きちんと活躍させてもらえている間に卒業したかったというのも本音。どうせ卒業するなら気持ちよく楽しく卒業したいもん(笑)。だから卒業を考えたきっかけは妊娠だけど、タイミング的には今でよかったんじゃないかって思える。最初に卒業の相談をしたのは、母親。「どう思う?」と聞いたら「自分で決めたことならいいと思うけど、あなたが雑誌に出ていることは私の自慢だよ」と言ってくれた。この言葉には思わず感動……。それから旦那にも話したら、旦那も「君がやりたいようにサポートするから、悔いのないようにすればいい」と言ってくれた。こんなに思ってくれる人がそばにいてくれることが心強かったし、だからこそ私も家族の力になれる人間になりたいって心底思えたんだ。ラファモとしていろいろなことを経験させてもらったから、やり残したことはないけど「復帰してほしい」って声があったら、いつか復帰したいとは思っちゃうかも(笑)。でも、今のところはすがすがしい気持ちで卒業を迎えられてるし、悲しい卒業じゃないことは確か! “ももどぅー”での最後の撮影も衣装がとにかくかわいくて。特に黄色のコーデはふだん撮影でも着ない色だし、キレイで明るい色が卒業にピッタリだなって思った。なんかハッピーでしょ? 撮影中は終始ももちゃんとキャッキャと笑って楽しく過ごしたけど、ふとした瞬間にこれが最後なんだと思うとちょっとだけさみしいなーってなった。もうちょっと一緒に撮影したかった気持ちもあるけど、ラファモを卒業したからって“ももどぅー”がなくなる訳じゃない。きっとももちゃんには子育てのこともいろいろと教わると思うし、新しい関係の“ももどぅー”が築き上げられると思うと、それはそれで楽しみ♪ あとウエディングドレスでのカットもすごくお気に入り。ももちゃんも私も結婚式を挙げてないから、ラ・ファーファで一緒に着ることができたら最高の思い出になるねって話していて、これは実は私たちからラ・ファーファへの最後のお願いだったの。すごく無理なお願いを聞いてもらって、感謝でいっぱい。これで思い残すことなく晴れやかに卒業できる! 私がラファモになったのは19歳の時で、今は27歳。7年半はあっという間だったけど、本当にいい思い出しかない。辛いことがあって凹んでしまった時もファンのみんなのコメントやイベントで会った時の笑顔に救われたし、それが私の大きな力になった。モデルというお仕事を今まで続けられてこられたのは、ファンのみんなのおかげです!
 私が卒業という選択をとったことで悲しいと思ってくれる子もいるかもしれないけど、これで完全に会えなくなる訳ではないからどうか悲しいと思わないでください♪ 今は、春頃に生まれる赤ちゃんのことで頭がいっぱいだし、心はずっとウキウキしっぱなし。パワフルなお母さんになれるようにがんばるのでみんなには笑顔でこれからも見守ってほしい。それから最後の最後に、後輩のラファモたちに送る言葉を。みんな、もっともっと強くなれ! ぽっちゃり女子のための雑誌はラ・ファーファだけ。自分の個性を生かしながらがんばってほしいし、これからラファモになる子たちと一緒にラ・ファーファを背負っていってください。私はラ・ファーファに出会えてよかったなと思っているので、そういう子が1人でも増えてくれるように祈ってるよ。みんな、またね!
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ストライプロングシャツ 3L、4L 3,740円/クレット スクエアピアス 799円/GRL
撮影/伊藤大作(The VOICE management) 原稿/安藤陽子

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