【PMS対策】ギックリ腰級につらい!生理前の腰痛をラクにするセルフケア3つ

2022.08.01

「生理前になると、腰痛のせいで何にも集中できずイライラしてしまう」
「毎月くる重だるい腰痛をなんとかしたい」
このような不調はPMS(月経前症候群)と呼ばれ、女性の50〜80%に起こるとされています。

生理前の不調は人によってさまざまで、PMSの症状としては、腰痛をはじめ、頭痛・肌荒れ・だるさ・むくみなどの身体症状や、イライラ・集中力の低下・情緒不安定などの精神症状が挙げられます。

この先何年も、生理前の腰痛に悩まされるのはつらいですよね。そこで今回は、生理前の腰痛の原因や痛みを増悪させる要因、腰痛を和らげるセルフケアをご紹介します。



 1.生理前の腰痛……原因は何?
生理前の腰痛……原因は何?
生理前のつらい腰痛は、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の変動に伴う「プロスタグランジン分泌量の増加」が原因と考えられています。

プロスタグランジンは、子宮内膜を収縮させて、剥がれ落ちた子宮内膜を血液とともに経血として体外へ押し出すはたらきがあります。

生理の約14日前の排卵の後、プロゲステロンが分泌され受精の準備が始まりますが、このとき厚くなった子宮内膜から、プロスタグランジンが分泌されます。

プロスタグランジンの分泌量が増えると、子宮だけでなく子宮周囲の血管も収縮するため血行障害が生じ、ぎっくり腰のような痛みを感じるのです。


 1-1.症状が悪化する要因

生理前に、腰痛などのPMS症状が悪化する要因として、生活習慣の乱れが考えられます。

食生活の乱れやストレスの蓄積、冷えなどの要因が重なると、血液の循環が悪くなります。そうすると、痛みの元であるプロスタグランジンが骨盤内で滞り、痛みが強くなってしまうのです。

生活習慣を見直してセルフケアすることで、生理前の腰痛を和らげることができるでしょう。




 2.生理前の腰痛を和らげる対策3つ

先程説明したように、生理前の腰痛は生活習慣の乱れから生じる血行障害によって増悪します。血液の循環をよくして、生理前の腰痛を和らげる方法や意識すべきことを3つご紹介します。


 2-1.日頃からからだを温める
日頃からからだを温める
からだを温めて子宮の血流をよくしましょう。過度な子宮収縮を和らげて、生理前の腰痛を緩和させる効果が期待できます。

<からだを温める方法>
・ひざ掛けや毛布、使い捨てカイロを使い、下腹部や腰まわりを温める
・無理のない程度のストレッチや軽い運動をする
・温かい食事や飲み物を摂る
・37~40度のぬるま湯につかる、足湯をする

入浴剤やアロマオイルを使い、気分をリフレッシュするのもいいでしょう。


 2-2.禁煙する
禁煙する
喫煙はさまざまな不調をもたらします。たばこの煙に含まれる「ニコチン」には血管収縮作用があるため、たばこを吸うと、子宮の血管が収縮して血行が悪くなり、生理前の腰痛が増強する恐れがあります。

さらに、ニコチンの覚醒作用により睡眠の質が落ちると、ホルモンバランスの乱れにつながります。結果、生理前の腰痛だけでなく精神的な不調も生じてしまうのです。

禁煙は簡単なことではありませんが、せめて生理前後1週間や生理中は減らしていけるといいですね。


 2-3.軽いストレッチをする
軽いストレッチをする
生理前の腰痛には、軽いストレッチで血行をよくすることがおすすめです。

骨盤や股関節周りの筋肉を動かしたり、脚の付け根の筋肉を伸ばしたりすることで、痛みの元であるプロスタグランジンが骨盤内で滞るのを予防できるでしょう。




 3.生理前の腰痛やつらい諸症状には漢方薬がおすすめ
生理前の腰痛やつらい諸症状には漢方薬がおすすめ
「鎮痛剤は副作用が心配......」
「生活に気を遣っているのに、なかなか緩和されない......」
そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、漢方薬です。

生理前後は、女性ホルモンのバランスの乱れによって、イライラや落込み、むくみ、頭痛など心とからだにさまざまなトラブルが起こりやすくなると考えられています。

漢方薬はいくつもの生薬の組み合わせでできているため、女性ホルモンの乱れによるいくつもの症状を同時に改善することを得意としています。そのため、婦人科での治療にも活用されているのです。

生理前の腰痛には、からだを温める作用、血行をよくする作用、鎮痛作用を含む漢方薬も選ばれます。女性ホルモンの乱れを根本から改善するためには、血液や水分を循環させることで、免疫力や自律神経を整えることも重要と考えられます。

さらに、漢方薬は一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれており、体質に合っていれば高い効果を得られます。

「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変......」という方でも、漢方薬を使った体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲むだけなので、気軽に続けることができます。

心とからだのバランスを整えることで、生理前や生理中も不調のない生活を送ってみてはいかがでしょうか?


<生理中の不調におすすめの漢方薬>

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
冷えのぼせがあり生理痛がつらい方
血流を整えて全身の新陳代謝の促進をサポートします。また、女性ホルモンのバランスを整える効果も期待できます。

・加味逍遙散(かみしょうようさん)
疲れやすく、肩こりやイライラを生じやすい方
血(けつ)の生成や巡りを整えます。生理中のメンタル不調や生理痛に用いられます。

・ 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
疲れやすく、足腰が冷えやすい方
体内の余分な水分を取り去り、血行を促します。むくみをとり、からだを温めて貧血症状も改善する漢方薬です。また、痛みを和らげ、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。


漢方薬は自分の体質に合っていなければ、よい効果が見込めないだけでなく副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師にご相談ください。

「お手頃価格で不調を改善したい」という方には、スマホで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AIと漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0062

(※1)



 4.生理前の腰痛解消! セルフケアで快適な生活を過ごそう
生理前の腰痛解消! セルフケアで快適な生活を過ごそう
生理前にからだや心の不調を感じる女性は多いですが、それが当たり前になっていませんか? PMS症状はからだのサイン。不調を放っておくと病気につながる可能性もあります。

生理前の腰痛がなぜ起こるのか理解したうえで、セルフケアや漢方薬でアプローチし、PMSと上手に付き合えるようになりましょう。

なお、自分にあった漢方薬を知るためにも、漢方薬を服用される際は専門家に相談するのがおすすめです。

【参考】
(※1)森雄材著『図説 漢方処方の構成と適応 第2版』(神戸中医学研究会)


<この記事を書いた人>
薬剤師 杉岡 弥幸
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 杉岡 弥幸
薬剤師。北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信。
漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0062

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