みんなのギモンどーんと答えます！プラスサイズブランド解体新書【ニューヨーカー編後半】

2024.07.22

ファッション

知っているようで知らないプラスサイズブランドのこと。みんなが疑問に思っていることや気になっていることをブランドスタッフの皆さんに質問してみたら、ぽっちゃりさんへの愛に溢れた回答がたくさん返ってきました。

回答前半はコチラ
回答後半はコチラ

そこで今回は、アンケート取材に協力してくれた19のブランドの中から、２ブランドのエキスパートに安藤うぃ編集長が突撃取材を敢行したニューヨーカー編後半です。
前半はコチラ

Ando Ui × NEWYORKER
PR担当新開弥生さん
株式会社ダイドーリミテッドに新卒入社。店舗で10年以上キャリアを積んだ後、本部へ異動。コントローラーやVMDを経験し、現在はダイドーフォワードに所属。マーケティング戦略部ブランドコミュニケーション課の課長としてPRを担当している。

QUESTION　01
NEWYORKERはどんなブランドですか？
今年で60周年を迎えたトラディショナルブランドです。『着心地』『品質』『美しい仕立て』にこだわりながら、時代のエッセンスを取り入れたトラディショナルスタイルを提案。『Timeless Wardrobe人生を共にする「一着」を。』をブランドメッセージに掲げ、お客様ひとりひとりに寄り添ったおもてなしの心で、袖を通す人に愛着をもたらし、その思いを次の誰かに伝えたくなるような人生と深く関わる一着をお届けしています。

QUESTION　0２
いつからプラスサイズ市場に参入したの？
30年以上前になります。NEWYORKERの服は、どんな体型の方にとってもおしゃれで上品に着こなせる普遍的な価値を持っていると考えています。ラ・ファーファの読者の皆さまをはじめ、ひとりでも多くの方にNEWYORKERの服を知っていただけるとうれしいですね。

QUESTION　0３
品質を維持するための取り組みや、工夫されていることはありますか？
1992年に親会社ダイドーリミテッドが品質相談室を開設。お客様のご要望やご不満を積極的に集め、品質の向上に取り組む品質保証制度を導入しています。また、グループ内にお客様相談の窓口を置き、お客様からの商品に対するお申し出やお問い合わせ、修理依頼にも対応させていただいております。

QUESTION　0４
レギュラーサイズの服作りとの違いや、難しい点はありますか？
レギュラーとプラスサイズでは求められる部分が異なるため、同じデザインでも仕様を一部変更したりしています。例えば、ウエストをゴム仕様にしたり、後ろボタンホックをゴム仕様やファスナーにしたり工夫をしています。

QUESTION　0５
服のカラーバリエーションはどのように決めていますか？
シーズンのディレクションの色をキーカラーとし、シーズンテーマに沿った色目を決めています。その中から、長く着ていただきやすいベーシックカラーや、オフィスで取り入れやすい落ち着いたカラーを選ぶことが多いです。

QUESTION　0６
服のカラーバリエーションはどのように決めていますか？
シャツ地の産地、兵庫県西脇地方で織られたオーガニックコットンとリサイクルポリエステルを使用したツイル素材のブラウスとスカートです。ブラウスはカフスにベーシックなハウスタータン、見返しにストライプ柄を配したデザイン性のある一枚。スカートはストライプに合わせてタックを入れた手の込んだデザインやさり気ない柄変化がポイントです。
【うぃ着用】ブラウス L13～L23号￥26,400～￥29,700、スカート L13～L23号 ¥34,100～￥37,400／共にニューヨーカー（ダイドーフォワード）

安藤うぃ編集長の取材後記どこかの国で、「いい靴がいい出会いへ連れて行ってくれる」というように、いいジャケット、いいパンツが背中を押してくれる日がありそう!! 「今日の私は60年続く伝統を着ていますけど？」って心の中で思えたら、なんか底知れぬ強気で生きていけそうだよね!!

時代のエッセンスを取り入れた良質なトラディショナルスタイルを提案し続ける老舗ブランド。【主なサイズ展開：プラスサイズ／13号～19号、スーパーサイズ／21号～25号】

●la farfa 7月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
Photographs／Takeshi Sasaki［モデル］、Tatsuhiro Haraji［取材］
Edit&Text／Uiko Kurihara
※服のクレジットはアイテム名サイズ展開￥〜（税込）の順で表記しています。 ※クレジットの表記がないアイテムはモデルの私物です。