「都内の人気サロンでカットしてみたい」、「似合う髪型にまだ出会えていない……」などなど、自分にぴったりなヘアデザインを模索中の読者たちが登場する『ヘアスタイル相談所』。今回は、過去にパーマで大失敗をしたという読者が“今っぽウェットパーマ”にリベンジします!
\今回の読者はこの方!/
おとさん(34歳・主婦)
「キュートで優しい印象のパーマにトライしたいです♥ でも、過去にパーマで大失敗したことが……! 私に似合うパーマはどんなデザインですか?」
\担当者はこの方!/
Anti Ours 店長 CHIIさん日本のパーマスタイルを牽引し、時代に合う最先端のパーマデザインを生み出す『Anti』。CHIIさんのもとへは、日本全国から多くのゲストが訪れるほど凄腕の持ち主です。髪質の悩みを考慮しながら、その人らしさを意識した愛らしいデザインを提供してくれます。
ダメージレスのパーマで広がらない絶妙ウェットカールに挑戦 女の子らしいデザインが好みのおとさん。パーマスタイルに憧れはあるものの、「過去にパーマで大失敗したことがあって……。自分に似合うパーマ法やデザインがよく分からないから、美容室でどうオーダーしたらいいのか分かりません」とのこと。
そこで今回は、日本のパーマデザインを牽引するヘアサロンAnti OursのCHIIさんが担当することに。「ダメージレスのエアウェーブを用いて、今っぽい外ハネカールにしてみましょう。ロッドや巻きを多用することで、広がりも防いでいきます」(CHIIさん)
また、「ボブベースまでカットして、おとさんが持つ優しい雰囲気をアピールしましょう。細く軟毛の髪でも流行のウェットな質感のパーマがキレイに表現できますよ。褪色の目立つ髪色は、淡いローズピンクにチェンジすれば、より愛らしさが引き立ちます」(CHIIさん)
1. ダメージの目立つ部分は思い切って20センチカット
「すべてお任せでOK!」(おとさん)そこでレングスを大胆にカットしてボブスタイルにチェンジしました。「パーマの質感をキレイに出すために、ダメージが目立つ毛先~中間はカットしましょう。肩レングスで切りっぱなし風のボブに整えます」(CHIIさん)
2. ドライカットでふんわりアップ!
レングスを整えたら次に質感を調整します。一度ドライヤーで全体を乾かし、ドライカットで前髪と顔周りをデザインしていきます。「はち上の表面だけにレイヤーを入れると、パーマがふんわりしやすいです。顔周りも自然なエアリー感が出てキュートさがアップしますよ」(CHIIさん)
3. 襟足は外ハネになるようにロッドを巻いていく
パーマは表面、中間、襟足の3層に分けて巻き方やロッドを変えていきます。最初に最も内側にある襟足を巻いていきます。毛先が外ハネになるよう、逆巻きにするのがポイントに。
4. 中間層はハチを引き締めながらふんわりシルエットに♪
中間部分が膨らむとパーマスタイルが広がりやすいため、そこは上手に調整!「根元を潰しながらロッドを巻くのが最大のコツ。ハチ部分が引き締まるので骨格補正にもつながって美しい輪郭を演出できます」(CHIIさん)
5. サイドをクルンとさせて大人かわいい印象をアップ
耳前の一束は、カールが強調されるように細めのロッドで巻きます。「サイドのカールは、全体の毛束より強さを出してアピールするのがポイント。顔周りにリッジが出るので、ナチュラルなパーマでもメリハリ感とかわいらしさが高まって、顔立ちをキュートに演出します」(CHIIさん)
6. 質感をエアリーにするため表面のみ円すいロッドで巻いていく
円すいロッドを用いて表面を巻いていきます。ノーマルなロッドよりも柔らかな質感になりやすく、広がりをおさえながらエアリーな質感を演出!
7. エアウェーブのマシーンでダメージレスなパーマヘアに
加温はエアウェーブというマシーンを用いて行います。「温かな風を一気に吹きかけるエアウェーブは、ダメージがほぼないのが特徴です。パーマのモチも断然よくなるので、おとさんのような細く軟毛の髪でも、再現性のあるキレイなカールが実現します」(CHIIさん)