その頭痛、もしかしたらすぐに受診が必要かも? 『高血圧性頭痛』とは

2024.08.31



血圧が高めと言われ、あまり自覚症状はないけれど頭痛が続いているのが気になるということはありませんか? 実はその頭痛、高血圧が原因かもしれません。血圧が高いときに起こる頭痛のメカニズムと高血圧の予防方法について、あんしん漢方の山形ゆかりさんにうかがいました。





   1. 高血圧性頭痛って?

高血圧性頭痛とは、脳の急激な血圧の上昇が原因で引き起こされる頭痛のことです。通常、脳には血圧が高くなっても血流を正常に保つための仕組みがあるため、一般的な高血圧では頭痛が起きることはありません。

しかし、急激に血圧が上昇すると、血流を保つシステムが機能しなくなり、脳にむくみが生じ、激しい頭痛や吐き気、痙攣などの症状が起こることがあるのです。





   2. 若くても注意!血圧が高めと言われたら

血圧が高めと言われた場合、病院で精密検査を受けましょう。高血圧は、原因が判別できるかどうかで、大きく2つに分かれます。

・本態性高血圧
原因が判別できない場合の高血圧のことです。遺伝的な因子や生活習慣などが関係していると考えられており、生活習慣病ともいわれています。

・二次性高血圧
原因が判別できる場合の高血圧のことです。腎臓、血管疾患、内分泌疾患などの病気に伴って起こります。

二次性高血圧の患者数は、高血圧の患者の全体の10%程度で、本態性高血圧と比べると若い人に多くみられます。(※1)

また、若い人であっても、高血圧を放置しておくと腎不全や脳卒中などの病気を引き起こす可能性があるため、高血圧と診断されたら放置せずしっかり治療に取り組むことが大切です。




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