【体質改善で便秘をラクにする方法】「便秘」の原因がわかったところで、毎日スルンなお通じを目指すために、誰にでもできる具体的な対策を3つお伝えします。
【腹筋を鍛える】
腸を動かす司令を出すのは神経ですが、実際に腸を動かしているのは「筋肉」です。しなやかな筋肉がお腹にあれば、「便秘」の解消に非常に役に立ちます。
なぜならば、「筋肉」は腸を動かしやすくするのに加えて、熱を産生する効果も高いので、身体を冷えにくくさせるからです。
腹筋をつけるには、肉・魚・卵などに多く含まれる動物性タンパク質をしっかり摂りながら、少しキツさを感じる程度の腹筋運動を行う習慣をつくるといいでしょう。
【心を安定させる】腹筋は物理的なストレスから身を守りますが、心理的ストレスからは守ってくれません。
心理的なストレスがかかると自律神経が興奮してしまいますので、心を安定させることも便秘解消のひとつとなります。
あなたの周りに心理的なストレスがかかる「思いどおりにならない状態」がないかどうか見直してみましょう。そして、ネガティブな感情を受け流したり、あるがままを受け止めたりすることで心を安定させてみましょう。
【頑固な便秘には漢方薬で体質改善を目指す】
頑固な便秘に悩まされている方には、漢方薬もおすすめです。漢方薬は自然の生薬からつくられており、便秘改善に効果が認められているものはいくつもあります。
また、心と身体全体の不調改善を目的としているので、体質から改善を行うことで、ずっと抱えていた繰り返す便秘も、根本から改善が期待できます。
バランスの取れた食生活や運動習慣を継続するのは難しいという方でも、漢方薬なら症状や体質に合うものを飲むだけなので、手軽に毎日続けられそうですよね。
さっそく始めてみたいと感じた方のために、便秘に悩む方におすすめの漢方薬をご紹介します。
＜「便秘」を改善するおすすめの漢方薬＞ ・桃核承気湯（とうかくじょうきとう）比較的体力がある方向けで、のぼせて便秘しがちな場合におすすめの漢方薬です。
月経不順、月経困難症、月経時や産後の精神不安、腰痛、頭痛、めまい、肩こりなどにも効果があります。
・防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）腹部に皮下脂肪が多く、便秘しがちな場合におすすめの漢方薬です。
肥満症、むくみ、動悸、肩こり、のぼせなどにも効果があります。
・大黄牡丹皮湯（だいおうぼたんぴとう）比較的体力がある方向けで、下腹部痛があって、便秘しがちな場合におすすめの漢方薬です。
月経不順、月経困難、痔などにも効果があります。
ただ、身体に優しい漢方薬とはいえ、自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく、身体へダメージを与えてしまう場合もあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師等に相談してください。
お手頃な価格で不調を改善したい、という方にはスマホで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AIと漢方のプロが、あなたに効く漢方を見極めて、お求めやすい価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」をぜひ利用してみては？
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便秘で悩んでいる方は、まずはこれらのポイントを意識することが大切です。
・我慢をしない・ストレスを溜めない・バランスよく食物繊維を摂る・下剤を使い過ぎない
便秘改善には、腹筋を鍛えること・心を安定させることのほか、専門家に相談して漢方薬を取り入れてみるのもおすすめです。
「便秘」を解消することは、あなたの心と身体を整えることにつながります。身も心もスッキリすれば、きっと今よりもっと輝けることでしょう。
【執筆者プロフィール】
医師／田頭 秀悟（たがしら しゅうご）日本神経学会専門医、日本東洋医学専門医
内科全般、脳神経内科、漢方内科
オンライン診療専門クリニック「たがしゅうオンラインクリニック」院長
西洋医学の枠に捉われず、東洋医学は勿論、ホメオパシー、アロマテラピー、サプリメントなどの代替医療も駆使して患者さんの健康管理を遠方からサポートする。
理念は「『医者が患者を治す』から『患者が病気を治すの医者が手伝う』」
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