【ラファモ・えんどぅーとして 歩んできた道、これからの道】5000文字ロングインタビュー前編「ラファモになって自分に自信がついた♡」

いつでも笑顔でまわりをハッピーな気持ちにしてくれるラファモいちのムードメーカー、えんどぅーが妊娠を機にラ・ファーファを卒業。
幸せでいっぱいのえんどぅーの今、そして未来への思いを最後にたっぷりと語ってもらったので、楽しく読んでください!

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東京にどうしても出たくて心を決めてラファモに応募
 今思い出すとすごくダサいんだけど、高2の時おしゃれに興味を持った私は大きなパーカにショートパンツを合わせて、短いソックスにスニーカー、それからリュックを持つっていう当時の韓国ファッションにハマってた(笑)。バイトを始めていたから、買い物する時は福島からわざわざ夜行バスに乗って東京まで出て、新大久保に行く程!
 そんな私がラ・ファーファを知ったのは親戚に教えてもらったことがきっかけ。こんな面白い雑誌があるんだって家族で盛り上がってたし、参考になるおしゃれが詰まっていたから、いち読者としてラ・ファーファを見てたんだよね。それから高校を卒業して、これから何かやりたいことを探そうって思っていた時、ちょうどラファモの応募用紙が雑誌についてたの。なんていうか、人生は一回きりだし、チャレンジしてみるのもいいかも! って気持ちで自ら応募用紙を送った。でも実はモデルになりたいという気持ちよりも、上京したいっていう思いの方が強かった。だから憧れているモデルがいた訳じゃなくて、相変わらず韓国ファッションが好きだったし雑誌よりもネットでオルチャンスタイルやメイクをチェックすることが多かったんだ。それでも運がいいことに書類選考が通って、さらには面接まで受かっちゃって……もうとにかく驚いて親に「やばい!やばい!」って連絡をした(笑)。ラファモになって最初のうちは福島から通いながら撮影に行っていたけど、東京に出る決心はできてた。ラファモに合格したことはもちろんうれしかったけど、憧れの東京に行ける! あの頃はそのことの方がうれしかった気がする。当時のラ・ファーファには今程いろんなジャンルのテイストがあった訳じゃなくて、どちらかというとコンサバというか、自分よりも年上の人たちが着るようなスタイルが多かった。私が好きなオルチャンとかカジュアルはほとんどなくて、自分のファッションとはまったく別の服を着ることに戸惑っていたの。

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ぽっちゃり界のエリートも撮影当初は反省の日々……
 受かればラッキーぐらいの気持ちでチャレンジしたラファモの道だけど、初めての撮影では自分のあまりの姿勢の悪さに気付かされて猛反省した! それまでなかなか自分が写真に撮られるなんてことはなかったし、自分の写真をじっくりと見ることもなかった……。そもそも姿勢が悪いなんて指摘してくる人もいなかった。だから、自分の写真を見て「あ、私って姿勢がこんなに悪いんだ」と驚愕したよね(笑)。それに洋服の見え方をきちんと考えなくちゃいけないとか、ポーズや表情はいろいろ変えなくちゃいけないとか……。とにかくラファモになってからの日々はモデルとしての学びと反省を繰り返してた。ただ、それが辛かったかと聞かれるとそうでもなくて、大変だなーとか嫌だなーと思ったことは1度もないの。冬の水着撮影や夏のコート撮影には正直ビックリしたけど、それはそれでなかなか楽しかった(笑)。普段経験しないことが案外楽しく感じられるタイプなのかもしれない、私。逆にラファモになってよかったと思うことはたくさん! 中でも一番は、自分に自信を持てたことかな。もともとポジティブな方ではあったけど、太っていることでどこか自信がなくて、こんな自分がおしゃれしてもなーって嫌な方に考えがちだったのね。
 でもラファモになって、まわりのモデルたちもぽっちゃりしているから共感できることが多かったし、いろんなお洋服を着せてもらう中で、自分に似合う服も発見できて、だんだんと自信がついていった。自分で言うのもなんだけど、私は赤ちゃんの時からずっとぽっちゃり体型のいわばぽっちゃり界のエリートってやつ(笑)。中学の時が一番のピークで体重は106キロも! それが高校でバイトを始めて忙しくなってから84キロまで体重が落ちたことで、着られる洋服が増えて韓国ファッションに目覚めた。それまでは親が「かわいいよ」とか「似合ってるよ」っていう服だけを着てたんだよね。だから自分に自信なんてずっとなかったし、私がモデルになれるなんて思ってもいなかった。ラファモになってちょっとずつ自信がついた私が何よりも努力したのは、表情のレパートリーを増やすこと。ただ笑ってればいい……ではなくて、笑顔にもクール系やキュート系があるからいろんなタイプの顔が作れるような努力をした。そうすると編集の方やスタッフさんに褒めてもらえることが増えて、さらに自信がついた。ラファモの中でも私は親しみやすさがウリと言ってもらえることが多いから、その魅力を表情で出せたらなぁと思ったんだよね。あとは服がキレイに見えるポーズを研究したり、下手くそだったメイクを上達させるためにプロのメイクさんに「私に似合う色はなんですか?」とか「これはどうやって使うんですか?」とか聞いて、教えてもらったりしていた。そうやって努力を続けていたらある日撮影で「えんどぅーだからこの服を着こなせるんだよね」って言葉をスタッフさんがくれて……ものすごくうれしかった。あぁ、努力してよかったなと素直に思えた。実は一度、30日コーデを1人でやる企画を任された時、ポーズや表情の練習をさぼってしまったことがあって、その時「この企画はえんどぅーには早かったかな」と言われたのね。それがすごく悔しくて、その悔しさをバネにがんばってきたっていうのもあったから、努力を認めてもらえたことは私にとって大きなことだった。
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(後編へ続く)


ストライプロングシャツ 3L、4L 3,740円/クレット スクエアピアス 799円/GRL
撮影/伊藤大作(The VOICE management) 原稿/安藤陽子

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