梅雨明けといえど、まだまだ湿度の高い日も続きます。
時期的にも湿度も気温も高くなり、肌のべたつき、てかりが気になりますね。
湿度の高い時期のべたつき&てかり肌の原因には、湿度の季節の影響に加えて、スキンケアや毎日の生活習慣が関わっていることも。
高い湿度に負けない涼しげ肌を目指して、この季節の肌の徹底ケア方法を解説します。
1.肌のべたつき3大要因とは?
1-1.乾燥
べたつき肌なのに乾燥が原因? と意外に思われるかもしれませんが、べたつき肌の要因に乾燥が関わっていることがあります。自分が脂性肌だと思って一生懸命肌の皮脂をとっている方は要注意です。
肌の皮脂をとりすぎると、肌の水分と脂分のバランスが乱れて肌の水分量が不足します。そうすると、肌は防御反応として皮脂を過剰に分泌するようになります。
それにより、べたつき肌だけれども乾燥している隠れ乾燥肌、いわゆる「インナードライ」の状態になるのです。
1-2.ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、皮脂が増加する原因になります。とくに生理前に多く分泌される女性ホルモンのプロゲステロンは、皮脂の分泌を増加させるといわれています。
そのため、ホルモンバランスが乱れたり、生理不順があったりすると皮脂の分泌に影響が出ることがあるのです。
1-3.湿度や気温などの外的要因
湿度も気温も高くなるこの季節は、皮脂の分泌も盛んになる時期です。また、湿度が高いため汗が蒸発せずに肌に残りがちです。
そのため湿度の高い時期は、皮脂と汗により、べたつき肌になりやすくなります。
2. 肌のべたつきを改善するスキンケア
次に、肌のべたつきの改善に役立つスキンケアをご紹介します。
2-1.皮脂までしっかり洗顔
3. 肌のべたつきにおすすめの漢方薬
スキンケア以外に、肌のべたつきを内側から改善する方法として、漢方薬を使うこともできます。
皮膚科では肌荒れ、しみ、ニキビ、湿疹など、肌トラブルの症状別に漢方薬を選びます。
さらに、ストレスや疲労などが一因となって肌トラブルが生じている場合には、血流の改善によって皮膚に栄養を行きわたらせたり、水分バランスを改善することで肌艶を改善することもあります。
漢方は症状の改善だけでなく、血流や水分バランスも整えるので、冷えやストレスによるイライラなども軽減され、こころとからだ全体を改善していくことができます。
また、熱がこもった肌を冷やすことで炎症や水分の蒸発を防いだり、肌に滞った老廃物や毒素を余分な水とともに排出することで肌のべたつきを防いで、お肌を健やかに整えます。
自然由来の生薬で構成されている漢方薬なら、からだ全体のバランスをうまく調整し、体質から改善を目指せるでしょう。
<肌のべたつきに悩む方におすすめの漢方薬>
・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
肌にべたつきがあり、ニキビができやすい方
水の巡りを整える5つの生薬が、からだの水分バランスを調節するので、むくみや頭痛の改善が期待できます。
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
肌にべたつきがあり、ホルモンバランスの乱れが気になる方
桂枝茯苓丸は血(けつ)の巡りを良くします。月経不順など、ホルモンバランスの乱れによる症状に効果があるほか、シミ、湿疹、ニキビなどの治療にも使われます。
漢方薬は自分の体質に合っていなければ、良い効果が見込めないだけでなく副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時には、できる限り漢方に詳しい医師、薬剤師にご相談ください。
「お手頃価格で不調を改善したい」という方には、スマホで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AIと漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。
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4.肌のべたつき&てかりを改善して涼しげ肌に!
今回は、湿度の高い時期の肌のべたつき&てかりの原因と、おすすめのスキンケア方法をご紹介しました。
肌のべたつきを改善するためには、正しい洗顔や保湿のほか、からだの内側からの対策として漢方薬を活用するのもおすすめです。
ぜひ生活のなかに取り入れていただき、涼しげな日々をお過ごしください。
参考:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A https://www.dermatol.or.jp/qa/index.html
▼女性特有のお悩み関連記事 まとめ
<この記事を書いた人>
皮膚科医 金城 里美
医師/薬剤師
東京大学薬学部卒業後、医師を目指して、東京医科歯科大学医学部に入学。
体、精神とも関わって多様に現れる皮膚の病態に興味を持ち、皮膚科医の道を選ぶ。卒業後、大学病院、総合病院、クリニックでの皮膚科勤務を経て、一般皮膚科から美容皮膚科まで皮膚科領域の診療を幅広く行う。現在、総合病院の皮膚科常勤医として勤務。
皮膚がより良くなることで、その人の毎日がより明るくなることを目指して日々診療を行う。
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