寝ているのに眠い原因は「低血糖」かも?【健康な人でも起こる低血糖の改善方法】

2022.12.03





   4.低血糖は漢方によるアプローチもおすすめ

「ストレスがたまると、どうしても甘いものを食べてしまう......」
「食事には気を付けているのに、食後すぐに眠くなる......」
そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、漢方薬です。

漢方医学で使われている漢方薬は、さまざまな症状への効果が認められており、婦人科や内科では自然由来の治療薬として活用されています。一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれており、体質に合っていれば高い効果を得られるでしょう。

漢方薬は、根本的な体質改善を目指すことができ、低血糖の予防にアプローチすることも可能です。

低血糖には、「自律神経を整えて、ストレスによる過食を防ぐ」「消化・吸収機能を回復し栄養を全身に届ける」といった働きの漢方薬を選びます。

「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変……」という方でも、漢方薬を使った体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲むだけなので、気軽に続けることができます。

日々の生活のなかでお悩みの症状を改善するため、漢方医学を取り入れてみてはいかがでしょうか。


〈ストレスや胃腸機能の不調がある方におすすめの漢方薬〉
・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):やや胃腸が弱い、怒りやすい、イライラしやすい方
自律神経の乱れを整えるほか、イライラや不眠、女性ホルモンの変動に伴う心やからだの不調に使われます。胃腸の弱い方にも用いられる漢方薬です。

・加味平胃散(かみへいいさん):胃腸をこわしやすく、食後に眠くなりやすい方
消化を助け、食べ物が消化管内で停滞しないようにする漢方薬です。気の流れを改善して、胃腸の動きを正常に戻します。
(※2)

漢方薬は、自分の体質に合っていなければ、効果が見込めないだけでなく副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるためにも、購入時にはできる限り漢方に詳しい医師、薬剤師にご相談ください。

「お手頃価格で不調を改善したい」という方には、スマホで気軽に薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスもおすすめです。AIと漢方のプロが効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。

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   5.血糖コントロールで快適な毎日を送ろう
意外と見落とされやすい「低血糖」症状。胃酸過多や食後の眠気、ストレスによる過食といった不調は、からだのSOSサインです。普段の生活を見直して、低血糖にならないよう早めの対策を行いましょう。

食事や運動などのセルフケアとともに漢方薬を取り入れることで、体質改善が期待できます。なお、漢方薬は自分の体質に合ったものでなければ効果が見込めません。購入時は、漢方に詳しい医師、薬剤師に相談しましょう。

【参考】
(※1)糖尿病情報センター
低血糖 | 糖尿病情報センター (ncgm.go.jp)
(※2)森雄材著『図説 漢方処方の構成と適応 第2版』(神戸中医学研究会)



<この記事を書いた人>

薬剤師 杉岡 弥幸

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信。
漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報を発信をしている。
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