【薬剤師が解説】意図しないゲップに悩まされないためにできること3選

2024.03.27



   3. ゲップを抑える方法


ここからは、簡単にゲップを抑える方法を3つご紹介します。

   3-1.空気を飲みこむ頻度を少なくする
人間は、普段の生活で知らないうちに空気を飲みこんでいます。たとえば、唾液を飲みこむときは空気も一緒に飲みこんでいます。

ストレスを感じると唾液量が増え、空気を飲みこむ量も増えるので、気分転換や休息の時間をとるなど、なるべくストレスをためないような生活を心がけましょう。

ストレスだけでなく、神経症やうつ状態が見られる場合、「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」という病気が原因ということもあるので、不調が気になるときは内科などを受診しましょう。


   3-2.胃に負担をかけない
胃に負担をかけると消化機能に影響が出て、ゲップが出やすくなります。脂肪や糖分が多いものや刺激物などの摂りすぎに気をつけ、過度なアルコールも控え、暴飲暴食を避けましょう。

早食いや、あまり噛まずに飲みこむくせも、胃に負担をかける要因になります。ひと口あたり30回を目安によく噛み、ゆっくりと食事を摂りましょう。


   3-3.食後の休憩
食後30分程度は激しい運動を控え、しばらく休息をとりましょう。食後にすぐ動くと、筋肉に血流が回って内臓の血流が低下するため、消化不良の原因になります。適度な休憩は消化吸収機能を助け、胃の負担を軽くします。

血糖値の上昇を防ぐために運動する場合は、食後30分程度休んでから、軽めの運動を行いましょう。



   4. 胃の負担を抑えてゲップの悩みを解消しよう

ゲップは、胃にたまった空気が逆流することで起こる生理現象です。ストレスで唾液量が増え、飲みこむ空気量が増えているなら、気分転換などでストレスを緩和しましょう。
また、早食いを避ける、よく噛むなど、食事のくせを見直して胃の負担を軽減することでも、ゲップの原因を解消できます。





<この記事を書いた人>



あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

・あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0131

RELATED関連記事

SPECIALスペシャル



RANKING人気記事

MAGAZINE最新号のご紹介

ラ・ファーファ最新号[2023年5月号]

5月号

発売日

2024年 3月 19日