【薬剤師が解説】若い人にも増えている?排尿痛の原因と、病院へかかる目安とは?

2024.04.03



   3. 排尿痛の対処方法と受診目安


膀胱炎において排尿痛を引き起こさないためには、こまめに水分補給し、トイレに行くことが大事です。一般的な成人の場合は、一日4~6回の排尿が目安です(※1)。

また、デリケートゾーンを常に清潔にして、排尿、排便時は前から後ろに拭くことで、尿道からの菌の侵入を予防できます。

雑菌への抵抗力をつけるためにも、十分に休息をとり、免疫力を高めることも重要です。

ただし、これらはあくまでも予防的な対策方法です。

細菌が膀胱に入り炎症を起こしている場合は、時間の経過とともに自然に治ることもありますが、細菌以外が原因の場合は、放置しても治らないどころか、悪化することもあります。自己判断して結論を出すよりも、まずは医療機関で診察してもらうことが大事です。

まずは泌尿器科で、専門家に診てもらうのがおすすめです。女性の場合は婦人科でも構いません。

病院では、必要に応じて採尿検査、血液検査、超音波、レントゲン、CTによる画像検査などが行われます。膀胱炎の場合は、一般的には抗生物質が処方され、数日で症状が軽快します。





   4. 自己判断せずまずは病院


排尿痛は自覚症状によって、ある程度原因を判断することができます。ただし、排尿痛の原因として膀胱炎以外の病気が隠れている場合もあるので、まずは病院を受診しましょう。

【参考サイト】
(※1)「つらい膀胱炎、どのように対処する? 特集テーマ」サワイ健康推進課
https://kenko.sawai.co.jp/theme/202110.html






<この記事を書いた人>



あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-youtubeチャンネルでは、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

・あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0134

RELATED関連記事

SPECIALスペシャル



RANKING人気記事

MAGAZINE最新号のご紹介

ラ・ファーファ最新号[2023年5月号]

5月号

発売日

2024年 3月 19日