【むく】気になる過去・現在・未来に迫る! History of Models 前編

2001年7月7日生まれ、21歳。福島県出身。「ラファモオーディション2022」を勝ち抜き、あみゅと共に最年少ラファモとして活躍中。高身長やアンニュイな表情が印象的だけど、その素顔はいかに? 心の奥にしまっていたコンプレックスや、おしゃべり好きな素顔を大公開!

地球は私を中心に回ってる! 一緒に自己肯定感を爆アゲていこう♥

東日本大震災をきっかけに外で遊べなくなった小学生時代
 幼いころに両親は離婚し、母と姉と祖父母と一緒に暮らしていた。料理上手なおばあちゃん、いつもお菓子を買ってくれるおじいちゃんに囲まれ、ぽっちゃり気味にすくすくと育つ。外で駆けっこや虫捕りをするのが大好きで、人見知りしない、人とおしゃべりするのが好きな性格は変わらない。
 小学校3年生の終わり、2011年3月11日の2時半過ぎ。東日本大震災に見舞われた。教室の窓ガラスは割れて電気が落ち、校庭は地割れした。「断片的にしか記憶がないんですけど。先生が母に電話をかけても繋がらず、死んだと思って泣きじゃくったことは覚えてます」。飛んで来たおばあちゃんと一緒に帰宅し、ライフラインが断絶する中、余震に怯えて玄関を開けたまま灯油ストーブを囲んで泣くしかなかった。お母さんと再会したのはその日の夜中。翌日から少しは津波や原発の情報は入ってきたが、目の前の生活で必死だ。スーパーも真っ暗で棚は空っぽ。水の配給に並び、備蓄で何とか命を繋いだ。
 数ヵ月後、少しずつ小学校の授業が再開した際は、市から配布された放射線カウンターを首から下げて登校。残りの小学校生活は外出が制限され、家庭によって方針が違うため仲良しの友達とも遊べない。「元々外遊びが好きだったから、何でこうなっちゃったの!? と、幼な心に気持ちがやさぐれて、運動不足とストレスがさらに太る原因になったかも」と当時を振り返る。

体型コンプを心に閉じ込め思春期をやり過ごした
 小学校時代は男子とよく遊んでおり、高学年になると軽く体型をいじられたこともあった。スルーしていたけど、中学に入って男子が何か話している様子を見ると勘ぐってしまうことも。「気にしてない素振りで通してたけど、心の底にコンプレックスはあったと思います。身長も高いから余計にデカく見えちゃう。修学旅行の時はみんなみたいに普通サイズの服が着られないことが嫌でした。同級生と比較されたくなくて、中学時代はよく上級生と一緒にいましたね」。卒業時には体重がピークに達し、高校の制服のブレザーはさらに体型が強調される気がした。バイトを始め、年上の先輩の影響でおしゃれに興味を持ち始めたのがこのころ。背伸びして東京へショッピングに出かけるも、洋服屋は居心地が悪かった。「入る服を探すのは難しかったし、毎日学校の制服やバイト用の適当な私服で済ませてました。大人っぽく見られたくて、むしろヘアメイクに凝ってました」

気になる続きは6/8(金)アップの後編で!
むくの思い出の1枚~幼少期~

6歳のころ。新しい洋服を買ってもらい満面の笑顔!

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Photographs/Ken Ogawa
Edit&Text/Yuriko Hayashi
※このページはすべてモデルの私服です。

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