【ヨガインストラクター監修】毒出しの毒ってなに?効果的な毒出し方5選

2024.07.23



最近「毒出しでリンパの流れを整える」という情報を目にすることはありませんか? 毒出しというと、デトックスなどのワードが思い浮かぶかもしれませんが、そもそも毒とは何でしょうか。今回はそんな疑問についてヨガインストラクターの高橋かなこさんにうかがいました。具体的な毒出し方法もお伝えしますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。




   1. 毒出しの毒ってなに?

毒とは体内の老廃物のことを指します。この老廃物は、栄養素がからだに取り込まれた後に残る不要物のことで、アンモニア、尿素、尿酸が主な成分といわれており、体内にたまってしまうとさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。(※1)

<老廃物が体内にたまることで起こり得る悪影響>
・太りやすくなる
老廃物が体内にたまると代謝が低下し、脂肪の燃焼効率が悪くなります。これにより、カロリーが消費されにくくなり、体重が増加しやすくなります。

・むくみやすくなる
老廃物の蓄積によりリンパの流れが悪化し、体内の水分が適切に排出されなくなります。その結果、手足や顔などがむくみやすくなるのです。

・便秘になりやすくなる
老廃物が腸内にたまることで腸の動きが鈍くなり、排便が滞りやすくなります。これが原因で便秘が生じ、さらに老廃物が体内にたまるという悪循環に陥る可能性も否めません。

・肌トラブルが起こりやすくなる
老廃物が血液やリンパ液を通じて肌に影響を与えることで、吹き出物やくすみ、乾燥などの肌トラブルが発生しやすくなります。

・免疫力が低下しやすくなる
老廃物の蓄積は体内の免疫システムに負担をかけ、免疫力を低下させます。これにより、風邪や感染症にかかりやすくなるのです。






   2. リンパのむくみのメカニズム

リンパのむくみは、リンパ液の流れが滞ってからだの一部に過剰にたまることで引き起こされます。リンパ液は体内の老廃物や余分な液体を回収し、リンパ管を通じてリンパ節へ運びます。しかし、リンパ管が詰まったり損傷したりするとリンパ液が正常に流れにくくなり、その結果むくみが発生するのです。

リンパのむくみは腕や脚に多く見られますが、他の部位でも起こる可能性があります。原因としては、がん治療によるリンパ節の摘出や放射線治療、外傷や感染症などが挙げられます。これらの要因がリンパ管やリンパ節にダメージを与え、リンパ液の流れを阻害するのです。リンパのむくみは初期には軽度の腫れや違和感から始まり、進行すると皮膚が硬くなるなどの症状を引き起こす場合もあるので注意が必要です。(※2)




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