おりものの色・ニオイ・塊はどうして変わる?【おりものの種類を解説】

2022.11.19





   3.おりもので困ったときは漢方も取り入れて

「生理が終わると、おりものが多く、ニオイが気になる……」
「気になるおりものの症状を根本からなんとかしたい」

このようなお悩みをお持ちの方には、からだの内側から働きかける漢方薬がおすすめです。漢方薬は、婦人科の診察でも自然由来の治療薬として使われています。

おりものの異常は、ホルモンバランスの乱れやストレス、デリケートゾーンへの血流不足などが原因で生じると考えられています。

おりものの異常には、「ホルモンバランスを整える」「自律神経を整えてストレスが原因のおりものを軽減する」「水分の循環をよくして、老廃物を排出し、おりものを軽減する」「血流を改善して膣に栄養を与え、自浄力作用を回復させる」といった作用のある漢方薬を選びます。

また、おりものだけでなく、「デリケートゾーンのかゆみ」「排尿痛」などの症状に効果が認められている漢方薬もあります。

漢方薬は一時的な症状だけでなく、からだの内側からの根本改善を目的としていますので、デリケートゾーンの症状に悩む方や、セルフケアでは効果を感じなかった方でも、体質から改善をめざせます。

さまざまな症状に医薬品として効果が認められている漢方薬ですが、自然の素材がからだにやさしく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。

バランスのよい食事や適度な運動を毎日続けるのは難しい……という場合も、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられる点もメリットです。

漢方医学を、日々のヘルスケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

〈おりものの変化が気になる方におすすめの漢方薬〉
・温経湯(うんけいとう): 足腰が冷え、手足のほてりが気になる方に
からだを温めて血行を促し、からだの熱バランスを整えます。また、ホルモンバランスを整え、おりものを正常に分泌できるよう働きかけます。

・竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう):色のついたおりものや尿が出やすく、下半身に熱を感じやすい方
とくに、下半身にたまった不要な「水」と「熱」を取り除き、陰部のかゆみやおりものの色を和らげます。排尿時の痛みや残尿感などの症状にも用いられる漢方薬です。


漢方薬はご自身の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

しかし、たくさんの漢方薬から、ご自身にあった漢方薬を見つけるのは大変ですよね。そんなときは一度、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに相談してみるのもよいでしょう。

漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。

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   4.おりものに悩まされない快適な毎日を目指そう
おりものの悩みは、周りの人に相談しにくいため放置されがちです。

おりものの状態が気になったときには、まずご自身で正常な状態と異常な状態を見分けられるようにしておくとよいでしょう。

もしも気になる状態であれば、我慢せず、病気につながる前に素早く対処することが大切です。早めに受診することで、異常の原因を確認することができ、不安を取り除くこともできるでしょう。







<この記事を書いた人>


薬剤師 杉岡 弥幸

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信。
漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報を発信している。
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