3.薬剤師がおすすめする漢方薬２選
「健康や美容に気を使いたいけど、運動や食事改善はなかなか続かない」そんな悩みを解決するために、薬剤師がおすすめする漢方薬を2つご紹介します。
漢方薬は、手軽に摂取できるだけでなく、薬としての効果もしっかりと認められています。運動や食事改善よりもカンタンな方法で、健康や美容にアプローチすることができるのです。
漢方薬は、自然由来の成分からできている医薬品であり、心とからだのバランスを整え根本的な体質改善を目指すことができます。
今回は、20～30代の女性にとってよくある悩みである「足のむくみ」と「便秘」に効果的な漢方薬を紹介します。
＜足のむくみにおすすめの漢方薬＞当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）夕方に足がむくむ原因は、血行不良や体内の水分の滞りが考えられます。そこでおすすめなのが、「当帰芍薬散」です。当帰芍薬散は血行を促進し、体内の余分な水分を排出する働きがあります。夕方のむくみを解消し、すっきりとした脚を取り戻す効果が期待できます。
＜便秘におすすめの漢方薬＞桃核承気湯（とうかくじょうきとう）便秘の原因は、腸内環境の乱れやストレス、運動不足などさまざまです。そこでおすすめなのが、「桃核承気湯」です。桃核承気湯は血行障害やうっ血などの「お血（おけつ）」状態に働きかけます。とくに、のぼせ気味や便秘がちな人に効果的で、イライラや不安症状を抑えて、月経不順や月経困難症、月経痛、産後の不安などにも効果があります。
ただし、漢方薬を選ぶ際には、その人の状態や体質に合っているかどうかが重要です。適切な漢方薬を選ばないと、効果を感じられないばかりか、場合によっては副作用が生じることもあります。したがって、漢方薬に詳しい医師や薬剤師の力を借りて、自分に合った漢方薬を見極めることが大切です。
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4.薬剤師の豆知識を活用して、健康で美しい毎日を送ろう！
街の薬剤師は身近にいる健康アドバイザーで、いつでも患者さんの相談にのってくれる心強い存在です。
今回ご紹介した豆知識を活用しながら、薬剤師に相談して、健康で快適な毎日を送りましょう。
＜この記事を書いた人＞
あんしん漢方（オンラインAI漢方）薬剤師
碇 純子（いかり すみこ）
薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士（薬学） / 博士（理学）
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いから、オンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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