女性の9割以上が経験!【PMS(月経前症候群)の影響とセルフケア】

2023.08.11

「PMS(月経前症候群)」という言葉を聞いたことがありますか?
実は、女性の9割以上が生理が始まる前にあらわれる、からだや心の不調を経験しているのです。
頭痛やイライラ、腹痛など、PMSの影響は多岐にわたります。

特に、20代から30代の女性にとって、PMSの症状が生活や人間関係に影響を及ぼすことも少なくありません。
そこで本記事では、PMSとは何か、その主な症状、対策について詳しくご紹介します。


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   1. PMSとは何か?

PMS(月経前症候群)とは、生理が始まる3〜10日ほど前からあらわれる、からだや心の不調を指します。多くの女性が経験する症状であり、症状の種類や強さは人によって異なります。

特に、20代の女性は、乳房のはりや下腹部痛、頭痛など、PMSの身体的な症状がより強くあらわれる傾向があります。一方、30代になると、20代にあらわれた症状に加えて、メンタルの不調や、イライラなどの精神的な症状がより強くでることがあります。




   2.PMSの原因とメカニズム

PMSの原因は明確にはわかっていませんが、女性ホルモンの変動と脳の神経伝達物質のバランスの乱れが関係していると考えられています。

月経周期中はホルモンが変動することで、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが変化します。とくに、プロゲステロンの急激な減少がPMSの症状を引き起こすと考えられています。また、神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンなどのバランスが乱れることで、不安感やイライラなどの症状があらわれやすくなるのです。

また、ストレスや食生活の乱れ、運動不足や睡眠不足などの要因が組み合わさることで、症状が悪化する可能性もあります。そのため、適切なストレス管理や健康的な生活習慣の確立が、PMSの症状の軽減に役立つでしょう。



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