平熱35℃台の低体温に要注意!【冷え体質の人が今すぐ実践したい生活習慣3つ】

2022.12.24




   4.体冷えには漢方も効果的

「低体温を早く改善したい......」
「健康のために運動したいけれど、時間がない」とお悩みの方には、低体温の治療にも使われている漢方薬がおすすめです。

漢方医学で使われている漢方薬は、さまざまな症状への効果が認められており、婦人科や内科でも自然由来の治療薬として活用されています。一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれており、体質に合っていれば高い効果を得られるでしょう。

漢方薬は、根本的な体質改善を目指すことができ、低体温の予防にアプローチすることも可能です。

低体温には、「余分な水分を排出して冷えを解消する」「代謝を上げて、熱を作る機能を回復する」「血流をよくして全身に熱を届けやすくする」「自律神経を整えて、体温調節機能を正常化する」「消化・吸収機能を回復させ、からだを温めるエネルギーをつくる」といったはたらきの漢方薬を選びます。

「健康的な食事や運動を毎日続けるのは大変……」という方でも、漢方薬を使った体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲むだけなので、気軽に続けることができます。

日々の生活のなかでお悩みの症状を改善するため、漢方医学を取り入れてみてはいかがでしょうか。

〈冷えにお悩みの方におすすめの漢方薬〉
・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):疲れやすく、貧血症状のある方
「気(き)」「血(けつ)」を補い、からだの末端まで温かい気を運びます。手足の冷えのほか、貧血、食欲不振などにも効果があります。

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう):手足が冷えやすく、寒くなると腹痛などを引き起こす方
からだを温め、「血」の巡りを改善することで、冷え性や冷えによる痛みを取り除きます。しもやけ、下腹部痛にも効果があります。

・加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラしがちで、下半身が冷え上半身がのぼせやすい方
「気」「血」の巡りを整え上半身の熱を冷ますとともに、「気」が不足して冷えているところには「気」を補うことで、からだの熱バランスを整えます。冷えのぼせのほか、神経の高ぶりや抑うつにも効果があります。


漢方薬は、自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬から、自分にあった漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。

あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0083


   5.低体温回避! 温活で冷え知らずのからだに
意外と知られていないけれども、進行すると命に関わる「低体温」。

低体温は、冷え性とは別物でからだの深部が冷えてしまっているため、温めるには時間がかかります。そのため、低体温が進行する前に、早めに対策することが大切なのです。

生活習慣に「温活」を取り入れて、自分の力でからだの内側から温められるような体質を目指していきましょう。


【参考】
(※1)健康長寿ネット/低体温
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/tei-taion.html


<この記事を書いた人>

薬剤師 杉岡 弥幸

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信。
漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報を発信している。
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