2.日常生活で取り組める耳鳴り・めまい対策法
自分でできる「耳鳴り」や「めまい」の対策をいくつかご紹介します！
2-1.適切な水分摂取水分不足は体内の血流を悪くし、耳鳴りやめまいを引き起こすことがあります。特に、気温が高い季節や運動後は、汗をかいて体内の水分が失われやすいため、こまめに水分を補給することが重要です。
冷たい飲み物は血管を収縮させ血流を悪くしてしまうため、常温かぬるま湯がおすすめです。
2-2.耳のマッサージ耳は私たちのバランスを保つ重要な器官です。耳の周辺をマッサージすることで血流をよくし、耳鳴りやめまいを軽減することができます。耳たぶを軽く引っ張ったり、耳の後ろや周りを優しく押したりするなど、痛くない程度に行ってみてください。
2-3.良質な睡眠を確保する
睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、耳鳴りやめまいを引き起こす可能性があります。夜間には、スマートフォンやパソコンなどのブルーライトを避け、リラックスできる環境を整えて良質な睡眠を確保しましょう。
2-4.漢方薬を飲む耳鳴りやめまいが起きると、日常生活や人間関係にも影響を及ぼすことがあり、不安やストレスを感じることも少なくありませんよね。
耳鳴りやめまいの改善には、日常生活における対策も重要ですが、耳鼻咽喉科や内科でも処方されている漢方薬もおすすめです。
「耳鳴り」や「めまい」に効果がある漢方薬は根本的な原因にアプローチをしながら、症状が起こりにくいからだへと導いてくれます。また、肩こりや疲れ、生理不順といった女性特有のさまざまな不調にも同時にアプローチすることができます。
耳鳴りやめまいには
● 血液循環を促し、耳鳴りやめまいの原因となる血行不良を改善する● 内耳の水分の循環をよくして内耳の機能を改善する● ストレスや疲労からくる自律神経の乱れを整え、耳鳴りやめまいを抑える● 女性ホルモンのバランスを整えるなどの働きをもつ漢方薬を用います。
＜耳鳴りやめまいにおすすめの漢方薬＞苓桂朮甘湯（りょうけいじゅつかんとう）比較的体力の低下した人に向いています。めまいや頭痛、立ちくらみなどの症状に用いられます。
当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）体力がなく、冷え症で疲れやすい人に向いています。めまいや肩こり、耳鳴り、貧血などの症状に用いられます。
ただし、漢方薬を選ぶ際には、その人の状態や体質に合っているかどうかが重要です。適切な漢方薬を選ばないと、効果を感じられないばかりか、場合によっては副作用が生じることもあります。したがって、漢方薬に詳しい医師や薬剤師の力を借りて、自分に合った漢方薬を見極めることが大切です。
最近話題の「あんしん漢方」では、AIを活用したオンライン個別相談で、漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに適した漢方を見極めてくれます。
スマホで気軽に相談でき、お手頃価格で自宅まで配送してくれますよ。
あんしん漢方：
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=22z33zc0lafa0108
3.症状がひどい場合は、病気が隠れている可能性も
耳鳴りやめまいがひどい場合、単なる一時的な症状以上の問題が隠れているかもしれません。
たとえば、高血圧や低血圧、メニエール病などは、耳鳴りやめまいを引き起こす可能性があります。これらの症状が日常生活に影響を与え、自分で対策するのが難しい場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
また、心の問題も耳鳴りやめまいの原因になることがあります。とくに、ストレスが多いときは、心療内科に足を運んでみてください。
自分で解決しようとして症状が悪化するよりも、早期に適切な治療を始めることが重要です。
4.「耳鳴り」「めまい」を克服し、輝く毎日を手に入れよう！
耳鳴りやめまいは、誰にでも起こりうる身近な問題です。
しかし、原因を探り、適切な対処をすれば、日常生活に大きな影響を及ぼすことはありません。
自分に合った対策を見つけ、日々の生活の質を向上させながら健やかな毎日を過ごしましょう。
＜この記事を書いた人＞
あんしん漢方（オンラインAI漢方）薬剤師
碇 純子（いかり すみこ）
薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士（薬学） / 博士（理学）
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いから、オンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
●Medical Health CH：
https://www.youtube.com/channel/UC7XLi90xVGs_NnKhowC0G2w 
