2. おなかの鳴る音を抑える方法
おなかの鳴る音を抑えるには、食生活を見直して腸内環境を整えることが大切です。それは、腸内環境が悪化しておなかにガスがたまっている可能性があるからです。
また、空腹時は、胃の収縮運動を抑制する作用のある食べ物を摂取するのもおすすめですよ。
2-1.おなかが鳴るのを抑える食材腸内環境を整えるには、善玉菌(プロバイオティクス)を含む食品と、善玉菌のエサになる食品を一緒に摂ることが大切です。
善玉菌とは、乳酸菌や麹菌、ビフィズス菌などを指します。代表的な食品は、
納豆、
キムチ、
ヨーグルト、
チーズ、
味噌などです。
善玉菌のエサは、オリゴ糖や食物繊維などが挙げられます。代表的な食材は、
玉ねぎ、
ごぼう、
アスパラガス、
豆類、
バナナなどです。とくにオリゴ糖は、野菜や果物、豆類などに多く含まれています。
また、水溶性食物繊維も善玉菌を増やすのに効果的なので、
きのこ類や海藻類、
麦類、
ごぼう、
オクラなどを積極的に摂取しましょう。
2-2.おなかが鳴りやすい時間普段の生活のなかでは、空腹時や食後がおなかの鳴りやすい時間といえるでしょう。食後のおなかの音を抑えるには、前述した食材の摂取がおすすめです。
そして、何より多くの人を悩ませているのは、空腹時の対処方法ではないでしょうか。空腹時におなかが鳴るのであれば、胃を空っぽにしなければいいかもしれませんが、ダラダラと食べ続けるのは健康上あまり好ましくありません。
そこで、人と会う前や会議前など空腹時におなかが鳴るのを抑えたい場面では、ジュースやキャンディーで糖分を少し摂取してみてください。また、ペパーミントには胃の収縮運動を抑制する作用が認められているため、タブレットやハッカ飴を摂るのもおすすめです。
2-3.漢方薬を試してみるおなかが鳴るのがとても気になる人は、漢方薬もおすすめです。
・自律神経のバランスを整えてストレスによる腹鳴を改善する
・おなかを温めておなかの働きをよくする
・胃腸の機能を回復して便秘やガスだまりを改善する
・桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)ガスでおなかが張って痛く、便秘と下痢を繰り返す人に使う桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)に、大黄(だいおう)という緩下作用のある生薬を加えたものです。常に便秘気味の人におすすめです。
漢方薬を選ぶときには、その人の状態や体質に合ったものを選ぶことが重要です。けれど、初めて購入する場合は何を選べばいいか悩みますよね。
そこで、自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのもおすすめです。
オンライン漢方サービスに、相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。
3. もう静寂は怖くない! おなかの音とうまく付き合おう
おなかが鳴るのは内臓がきちんと活動している証拠でもあるため、基本的には問題ありません。しかし、静かな場所でおなかの音を響かせるのは恥ずかしいですよね。
そんなときは、今回ご紹介したおなかの音を抑える方法や漢方薬を取り入れて、うまく付き合っていきましょう。
ただし、腹痛や下痢などの症状が伴う場合は、早めに医療機関を受診してくださいね。
<この記事を書いた人>
ヨガインストラクター・ライター高橋かなこ2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
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