【そわんわんが過ごしてきた人生とは? 気になる過去・現在・未来に迫る!】History of Models 前編

1999年2月19日生まれ、23歳。東京生まれ、和歌山育ち。素顔をさらけ出して語る “お友達系YouTuber” として大ブレイクし、現在はラファモをはじめファッションのお仕事にも引っ張りだこの人気者。そんなにおしゃれで自己肯定感が高いのはなぜ? 改めて耳を傾けてみた。


無視された子に「もう遊ばん」と言えた日から明るくなった

 小学校へ入る前に和歌山へ引っ越し、全校生徒が100人未満の小さな町で父方の祖父母、両親とお兄ちゃん、妹の7人暮らし。3兄弟の真ん中に生まれたそわんわんは干渉されることなく、目立たない子供だった。転機は5年生の時。「いじめを機にめっちゃ活発になりましたね」。自分を無視していた子から「また遊ぼう」と声を掛けられ「もう遊ばん!」と断れた時、スッキリした。「一緒になってまた誰かをいじめるみたいな関係、ホンマにくだらな! と思って」。他学年の子たちと遊ぶなど別に自分の居場所を見つけ、負の連鎖を断ち切ることができた。それから徐々に自分を出せるようになり、明るいキャラになっていく。いじめられた経験がくれたことはもうひとつ。泣いて帰宅したある日、TVを見ているといつのまにか大笑いしている自分がいた。「人を笑顔にできるのってすごい。私も芸能人になってそういう仕事がしたい」という夢が芽生える。
 中学時代はテニスと駅伝をやっていたので痩せ型。ファッション誌が大好きでギャルに影響を受け、高校に入ると原宿系読者モデルに憧れる。「バイトを始めて好きな服を買えるのがうれしくて。1年生のころはあまり学校に行かず、朝からひとり大阪に出てショッピングやバイキング。お母さんが作ってくれたお弁当も食べてたから、その時期に太っていきましたね。親は夏休みに金髪にしても気付かないくらい放任で、怒られることもなく自由に行動してました。卒業後は絶対に自立するって決めてたから、上京資金が貯まった時はうれしかった。やっと始まる、って」。

夢は書き出し、自分にできる最短ルートで進んでいく!
 プラスサイズという言葉や『ラ・ファーファ』を知ったのは、上京後に『ノアンヌ』のショップスタッフの求人を見てから。「洋服が好きだから仕事にいかせるはず! ここで働けば『ラ・ファーファ』と繋がれる! サイズ感も合うし、ファッション誌に憧れがあったから絶対に関わりたいと思ってバイトを始めました」。スナップイベントにも参加し、店頭で撮影が行われた際に編集長へ連絡先を聞いて売り込みのアポイントを獲得。単身編集部へ乗り込み、手書きの企画書を見せながら「SNSを頑張っているので、私を使うと将来メリットがあります!」と訴えた。「大勢の中から見つけてもらえるタイプじゃないから、1対1で話せる機会が欲しかったんです。今も一緒にお仕事をしたい相手には自分からDMを送ります」。夢に向かう時はまず目標への手段を紙に書き出してみて、最短ルートを進むのが流儀。「面倒臭がりで回り道ができない性格(笑)」としつつ、たまには自己分析をすることも大事だと言う。
 数ヵ月後の2018年9月号でのメイクページで誌上デビュー。同じころに素っぴんの寝起き姿を上げた回のYouTubeがバズり、友達相手にさらけ出すようなスタイルでフォロワーが急速に増え始める。「動画撮影のためにメイクをするのがダルかっただけやけど、素の姿に共感してもらえて、これでいいんやと思えました。上京して友達がいなかったからSNSでみんなに話を聞いてもらって、お金がなくて毎日素焼そばを食べてたけど、イチから作っていくのは楽しかったです」。

気になる続きは3/9(木)アップの後編で!
そわんわんの思い出の1枚~幼少期~

小学生のころ。痩せてたけど、顔は今とあまり変わってない。

そわんわん SNS情報】




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Photographs/Shiori Ota
Edit&Text/Yuriko Hayashi
※このページはすべてモデルの私服です。

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